赤い鼻のナノちゃん
大分春らしくなってきました。というか日によっては夏が近いのか??と思うくらい。
変わりやすい気候に身体は影響を受けています。皆さま体調はよろしいですか?
刺さない鍼・ネッシン(熱鍼)で動物たちの元気をサポートしている
獣医師のアキヤマです。
今回はとっても小さくて赤い鼻をしていた猫ちゃんのお話しを。
この美しい猫ちゃんはナノちゃんと言います。
保護猫さんで預かりボランティアさんの元にいました。
けれど最初ボランティアさんのところにやってきたときは
なぜか鼻が赤くて腫れてました。
身体も小さくて小さくて、ナノちゃんという仮の名前がついたそうです。
通常のウィルス性の鼻炎(いわゆる猫カゼ)では
鼻水やくしゃみ、鼻づまりはありますが、
鼻自体が腫れてしまうってあまり聞いたことがないんですよね。
原因がはっきりしない。
腫れているのは表面だけではなくて内側もなので
ひどいと呼吸が出来なくて苦しくなっていました。
目ヤニも増え目が開きにくかったり。
他の病院で抗生剤を使ったりしましたが効果もいまひとつ。
カゼならば効果は出るはずなんですけどもナノちゃんの鼻はあまり変わらず。
改善がなければ手術もありうると言われたそうです。
そこで預かりボランティアさんが永山アニマルクリニックのネッシン(熱鍼)に連れて来られました。
最初から診察台でおとなしくしていたナノちゃん。
この画像の頃は少し良くなってきていますね。
良くなって、少し後退して、という波はありましたが
すっかり良くなりました。
鼻も赤くなくなり毛も生えそろって。
鼻が腫れていると呼吸だけではなくて
匂いを感じられなくなり
うまく食べられなかったりします。
ナノちゃんも、食べる量が少なくて
なかなか大きくならなかったのですが
鼻が良くなってきてからは体重も増えて
健やかに冒頭のような立派な姿に成長しました。
最近、里親さんが決まって新しいお家へいくことになったそうです。
良かった!!!
ナノちゃんお幸せにね
ネッシン(熱鍼)は原因がよくわからなかったり
通常の治療の効果が弱い、薬が使えない、などの場合にも
おすすめいたします。
負担も少なく悪化するリスクもほぼありません。
お薬を使いながら、でももちろん大丈夫です。
永山アニマルクリニックは月曜日、金曜日の10時から18時までとなっています。
ご予約は 042-373-9031(月・金)
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